語学を生かせる!あなたに向いてるアパレル職種
「せっかく英語や韓国語を勉強したのに、仕事で使う機会がない…」
「海外旅行や留学の経験を活かしたい!」
そんな想いを持つ20代〜30代女性に、アパレル業界はとてもおすすめです。
アパレルの世界は、常に海外とつながっています。ブランド自体が海外発祥であったり、仕入れや展示会で海外とのやり取りが発生したり、国内でも外国人観光客が増えて接客の現場で語学が必要とされる場面がどんどん増えています。
この記事では、語学力を強みにできるアパレル職種を詳しく紹介しながら、「どんなスキルが求められるのか」「転職時にどうアピールすればよいのか」までを解説します。転職を検討している方にとって、キャリアの可能性を広げるヒントになれば嬉しいです。

アパレル業界は「ファッション=国際的な文化産業」といえるほど、世界との距離が近い仕事です。たとえば、人気ブランドの多くはヨーロッパやアメリカ、韓国、中国など海外発祥。国内の店舗で販売していても、本社は海外にあるというケースは珍しくありません。
また、日本に来る外国人観光客の数は年々増えており、観光地や都市部の店舗では英語や中国語での接客が日常的になりつつあります。お客様から「この服はほかのサイズある?」「免税はできる?」と英語で質問されることも珍しくありません。語学力があるだけで、その場をスムーズに対応でき、お客様から信頼される存在になれるのです。
語学力が役立つ場面は大きく分けて2つあります。
☆販売・接客での語学活用
実際にお客様と向き合い、商品説明やサイズ案内、会計の説明などをする場面で活躍。外国語で自然にコミュニケーションできれば、お客様の満足度が上がり「あなたから買いたい」と思ってもらえます。
ビジネス・企画の場面での語学活用
ブランド本社とのメールや電話でのやり取り、海外展示会での交渉、商品仕入れや広報活動など。実務の中で海外との橋渡し役になれるため、社内でも頼られる存在に。
語学ができる人は、店舗でも本社でも重宝される人材になれるのです。

ここからは、具体的にどんな職種で語学力が役立つのかを一つずつ解説していきます。
① 販売・接客スタッフ(ショップ店員)
アパレル業界の入口ともいえるのが販売職。特に百貨店やアウトレット、空港、観光地にある店舗では、外国人のお客様と出会う機会がとても多くなります。英語や中国語、韓国語でスムーズに対応できれば「この人に聞けば安心」と信頼される存在になり、売上に直結することも少なくありません。
語学が活きる場面
サイズや色の在庫確認、商品の特徴説明、会計方法の案内、返品交換の対応など、接客全般。
メリット
語学を使いながらお客様と直接やり取りできるので、スキルが実践的にどんどん磨かれます。語学力+接客力を組み合わせることで「指名されるスタッフ」になれる可能性大。
キャリアパス
経験を積めば店長やエリアマネージャーへの昇進、本社スタッフへのキャリアチェンジも可能です。
② バイヤー
バイヤーは、世界中の展示会やショールームに足を運び、ブランドや商品の仕入れを担当する仕事。常に海外とのやり取りが発生するため、英語での交渉や契約書の確認が欠かせません。
語学が活きる場面
現地ブランド担当者との商談、輸入契約の確認、最新トレンド情報の収集など。
メリット
世界のファッション最前線に触れられる。語学力があれば、現地の情報をいち早く入手でき、ブランドにとっても大きな戦力に。
キャリアパス
仕入れ全体を統括する責任者や、MD(マーチャンダイザー)として活躍する道も広がります。
③ 海外営業
日本ブランドを海外に広める役割を担うのが海外営業。アジア圏をはじめ、欧米市場でも語学力が不可欠です。特に今は韓国や中国市場が成長しており、現地パートナーとの信頼関係を築くには語学スキルが武器になります。
語学が活きる場面
代理店との契約交渉、価格調整、展示会でのプレゼンテーション、現地マーケティングの情報収集。
メリット
グローバルに活躍できるだけでなく、成果が数字で見えるやりがいがあります。
キャリアパス
海外拠点の責任者や、グローバルマーケティング担当としてキャリアを築くチャンスも。
④ EC運営(越境EC含む)
ECサイトの需要が急拡大する中、語学力は「越境EC」で特に求められています。日本のファッションを海外の顧客に届けるには、商品説明の翻訳や、カスタマーサポートでの語学対応が必須だからです。
語学が活きる場面
商品ページの翻訳、海外顧客からの問い合わせ対応、SNSでの発信。
メリット
リモートワークや柔軟な働き方ができる企業も増えており、ライフスタイルに合わせた働き方が実現できます。
キャリアパス
EC全体を統括する責任者や、デジタルマーケティングの専門職へ。
⑤ プレス・広報
ブランドの魅力を広く発信する役割を持つプレスや広報も、語学力が活きる職種です。海外メディアへの対応や、インフルエンサーとのコラボ企画など、グローバルな舞台で活躍できます。
語学が活きる場面
海外メディアからの取材対応、公式SNSの発信内容を翻訳する場面、国際的なコラボイベントでのやり取りなど。
メリット
ブランドの「顔」として、自分の発信がダイレクトに世の中に届く達成感を味わえます。
キャリアパス
広報マネージャーやPRコンサルタントなど、発信のプロフェッショナルへと成長可能。
もちろん「語学ができる=即戦力」と評価されることもありますが、さらにプラスアルファのスキルを組み合わせると、転職市場での価値がぐんと上がります。
販売職なら … コミュニケーション能力やホスピタリティ。言葉だけでなく「表情や仕草」で伝える力も大切。
バイヤーなら … 数字やマーケットに強い力、交渉スキル。語学を活かしながら相手を納得させるトーク力も必要です。
EC運営なら … データ分析力やITリテラシー。語学で翻訳できても、売れる仕組みを作れるかどうかが差になります。
プレス・広報なら … 発信力やライティング力。語学で情報を届けるだけでなく、ブランドの世界観を表現する力が求められます。
つまり「語学+接客力」「語学+IT」「語学+企画力」といった掛け合わせができると、より市場価値が高まるのです。
語学を強みにアパレル業界で転職するなら、事前の準備が成功のカギ。
①履歴書・職務経歴書でのアピール
TOEICや英検、TOPIK、中国語検定などのスコアを記載。数字で示すと説得力が増します。
語学を活かしたエピソードを具体的に。例:「外国人観光客への接客で売上120%アップ」など。
② 面接での工夫
簡単な自己紹介を英語や韓国語でしてみると印象的。
「語学をどう業務に活かせるのか」を明確に伝えることが大事です。
③ スキルアップの方法
- オンライン英会話や語学アプリで日常的に練習。
- ファッション英語や業界特有の用語を学ぶ。
- 海外のファッション誌やSNSをフォローし、自然な表現を吸収。
アパレル業界では「販売からスタートし、語学を強みにキャリアを広げる」という流れが王道です。
ステップ1:販売スタッフ
現場で語学を活かし、実践力を高める。
ステップ2:本社スタッフへキャリアチェンジ
バイヤー、EC、広報などで活躍。
ステップ3:管理職・専門職へ
海外営業やブランドマネージャーとしてグローバルに活躍。
語学は一度身につければ一生もののスキル。アパレルでのキャリアの幅を広げる大きな武器になります。
★語学を武器に、アパレルで新しいキャリアを
語学を活かせるアパレル職種は、販売や接客だけでなく、バイヤー、海外営業、EC、プレスなど多岐にわたります。20代〜30代の今だからこそ、柔軟に挑戦できるチャンスが多く、自分の強みをどう生かすかで未来は大きく変わります。
「ファッションが好き」「語学を使って働きたい」
その気持ちさえあれば、アパレル業界でのキャリアは無限に広がります。
語学スキルを味方につけて、新しいキャリアを切り開いてみませんか?
